賞金ランキング8位で、悲願のKEIRINグランプリ(GP)出場を目指す山田英明(37=佐賀)が正念場を迎えている。

夏場に入るとハイペースで1着を量産。「今回は体調だけ崩さないように気をつけた。いい状態は維持してきたつもりです」。もはやタイトル獲得は時間の問題だ。

これまでは寸前でGP出場を逃してきた。先月の伊東G2共同通信社杯は、決勝で本命人気に推されながら無念の失格。「またか…」と暗雲が垂れこめたが、直後のG3久留米で3勝を挙げ、モチベーションの低下は免れた。

初日は特選10Rに登場。ガードの手厚い南修二が山田マークを主張したことは好材料。くせ者ぞろいの乱戦を必殺のまくりで切り裂く。