今日9日に始まる四日市G3は、長期欠場明けの脇本雄太が走る。彼が取材エリアに現れると、報道陣がドッと集まった。「違和感がなくなったから参加した」と言うが、レースの怖さを払拭できているかどうか。

先日行われた玉野G3(防府代替)は、清水裕友が同一G3・6連覇を果たして幕を閉じた。地元勢や、高久保雄介らの気迫が伝わり面白いレースになった。しかし、今の競走形態が続く限り、層の薄い中部地区は苦戦を強いられるだろう。素質がある若手はたくさんいる。今節でいえば藤井侑吾や山田諒、他には志田龍星らだ。この若手たちをどう育てるか。鍵を握るのが中堅の追い込み選手たちだ。「バックがゴール」ではなく、経験値を積んだ組み立てが、先頭選手の成長につながる。

ヤマコウは川口公太朗の厳しい走りに期待する
ヤマコウは川口公太朗の厳しい走りに期待する

1予6Rの川口公太朗の弟子に棚瀬義大がいる。京王閣G3で行われたルーキーシリーズプラスで優勝した逸材だ。公太朗の弱さは勝負の厳しさに欠けていること。しかし、追い込みの厳しいレースにもまれて、ようやく形になってきた。いつもニコニコしている公太朗が、棚瀬の話になると顔が引き締まった。弟子が師匠を成長させているのかもしれない。高橋和也を得て1予に臨むが、随所に厳しさを見せてほしい。(日刊スポーツ評論家)

ヤマコウ印
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