113期の卒記チャンプ藤根俊貴(23=岩手)が、1、2班戦での2連続完全優勝に王手をかけた。

前場所の立川では圧倒的脚力で3連勝したが、今開催は「ラインで決める」を課題に掲げて連勝。それでも「立川から中3日で末足が甘い。いつもなら差し込まれていないので…」とまだ納得の走りはできていない様子だった。

この日は連係した高橋秀吉からS級のレーサーパンツも渡され「さすがにまだ早いですよ」と恐縮しきり。「もし、明日(決勝で)優勝できたら、S級は考えます。まずは明日しっかり走ってから」。

逃げてラインを連れて勝つ。藤根はハードルの高い目標を掲げて走る。