ガールズケイリンコレクション2021京王閣ステージ(5月)のトライアル最終戦の決勝が12Rで行われた。

尾崎睦(35=神奈川)が、ホーム過ぎから先行した山原さくらを差し切り、出場を決めた。2着は、尾崎を追走した荒牧聖未と逃げた山原で写真判定となったが、荒牧が微差先着で出場権を獲得した。

尾崎は「車番も良かったし、いい位置が取れた。永塚(祐子)さんが駆けなければ、自分で行くつもりもあった。今回は(山原)さくらの仕上がりの良さと気持ちの強さが勉強になった。1月の地元2戦で気持ちを立て直せたので、ガルコレまでにもっと上げていきたい」と振り返った。

大接戦の末に切符を手にした荒牧は「鈴木美教さんの外並走になったが、耐えられて良かった。宣言通りに権利を取れたことは素直にうれしい」と喜んだ。

シリーズを沸かせた山原は3着で権利獲得はならなかったが「上位と戦える状態に戻せたし、児玉碧衣に勝つために、まだまだ強くなります」と前を向いた。

その他のガルコレ出場者は、トライアル取手決勝1、2着の久米詩と太田美穂、別府決勝1、2着の児玉碧衣と細田愛未、3戦の3着者で選考順位最上位の佐藤水菜。