女子でただ1人、清埜翔子(29=埼玉)が優出した。

1回乗り11R3枠は2着。センターまくりで1Mを先取りし、4カドから差した中沢和志と2周1Mまで接戦を演じた。中沢を差し返す勢いを見せての優出に、「自分でもびっくり」と目を輝かせた。

懸命な調整と整備の効果もあり、舟足は「バランスが取れて中堅上位はある」と自己診断。女子特有の伸びは、ともに優出した金子良昭に「すごく出ている」と評価された。優勝戦は4枠の金子が前付けを示唆し、1枠の中沢は楽インとはならない。「スタートは合ってきた」と話す清埜のダッシュまくり、そしてデビュー9年目での初Vを期待してもいい。