優勝戦は森永淳(41=佐賀)が2Mでこん身の差しハンドルが入り逆転勝ち。今年2度目、尼崎でも2度目のVを飾った。

進入は枠なりの3対3。デビュー初Vに挑んだ藤森陸斗(23=福岡)が、3コースから鋭いまくり差し。先行した森永をつかまえたが、2Mで内を突いた有賀達也(37=埼玉)と流れたところを見逃さず、森永が差し返し逆転に成功。その後も諦めず藤森は猛追したが、振り切ってゴールを駆け抜けた。2、3着には藤森と有賀が入線した。

レースを振り返り「おやじ狩りに遭うところでした。バックで藤森選手が早く締めたら優勝でしたね。有賀選手が来て、流れたと思ったところをたまたま差せました。年の功です」と、してやったりの表情を見せた。

尼崎ではイメージが良く「ここに来るとエンジンが出るので、自身を持って調整ができます。僕のアドバイスで後輩も仕上がりが良くなり、今節はとても楽しく過ごせました」と満面の笑みを浮かべた。次走は12月4日から9日までG1からつ周年に出走予定。