深紅の大優勝旗が四国へ初上陸した。片岡雅裕(37=高知)が4カドからトップスタートを放ち、1Mは冷静にまくり差し。今年初、G2も初のVで、全グレード制覇を達成した。

ボートレース甲子園を制し、優勝旗を手にガッツポーズする片岡雅裕
ボートレース甲子園を制し、優勝旗を手にガッツポーズする片岡雅裕

片岡は高知・中村高野球部では県大会ベスト8。たどり着けなかった甲子園の頂点を、ボートレースで極めた。

高知代表として5年連続出場し、待望のG2制覇。ウイニングランで「マー君、マー君」の大声援に思わず目尻が下がった。

12R優勝戦は、思い描いていたレースができた。4カドからコンマ06の全速スタートで攻め込むと、抵抗するイン関浩哉を見て素早く差しにスイッチ。先頭に立った。

続く2M。関の強烈な差し返しを辛うじてこらえ、てっぺんに立った。「中高と野球を続けて、甲子園の名前のついた大会を勝ててうれしい」と笑顔、笑顔。表彰式ではファンと一緒にレースVTRを心から楽しんだ。

元プロ野球選手・金村義明氏(左)から花束を受けとる片岡雅裕
元プロ野球選手・金村義明氏(左)から花束を受けとる片岡雅裕

昨年8月のメモリアルでSG初制覇を果たしたが、以降は“燃え尽き症候群”に陥った。それでも「大好きなサーフィンの季節で、徐々に気持ちがよみがえってきた。やっぱり夏が好きだから」。

今大会を勝ってSG、G1、G2、G3、一般戦と、すべてのカテゴリーを制覇した。「サイクルヒットですね」。

次走は児島のSGオーシャンカップ。「年末(グランプリ出場)を狙って頑張ります」と意気込んだ。

ボートレース甲子園で優勝した片岡雅裕は笑顔でガッツポーズ
ボートレース甲子園で優勝した片岡雅裕は笑顔でガッツポーズ

◆片岡雅裕(かたおか・まさひろ)1986年(昭61)2月11日、高知県幡多郡生まれ。101期生として07年11月の丸亀でデビュー。初優勝は10年3月の丸亀。SG1度、G1は1度の優勝。同期には大池佑来、篠崎仁志、守屋美穂らがいる。155センチ、54キロ。血液型AB。