びわこボート「開設71周年記念G1びわこ大賞」が、10月1日に開幕する。
初日には全国初となる、ゴールデンレーサー賞の獲得選手による「ゴールデンレーサードリーム」が行われ、注目を集める。馬場貴也ら地元勢が、井口佳典ら強豪を迎え撃つ。注目の5人をピックアップする。
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挫折を乗り越えた最強支部長・馬場貴也(39=滋賀)が、金のヘルメットへ向けて地元G1で勢いをさらに加速させる。
7月の児島SGオーシャンCは優勝戦1枠を手にしたが、2コース茅原悠紀のジカまくりに抵抗した結果、6着大敗と屈辱を味わった。さすがの馬場も気を落としたが、8月の福岡SGメモリアルで再び1枠を取ると、しっかり逃げ切って、SG4度目の優勝。リベンジを果たした。
それでも、気の緩みは全くない。9月の地元びわこで行われた優勝報告会では「まだSGが2個ある。グランプリへ、これからが勝負」と、かぶとの緒を締めた。
地元びわこでのG1周年は、20年に涙の優勝を果たした。57年以降での最多優勝は中道善博(引退)、山田豊(引退)、松井繁の3度。強者たちの記録を塗り替えるべく、2度目の優勝へまい進する。
初日12Rのゴールデンレーサードリームは菊地孝平や井口佳典、桐生順平などの強豪がそろったが、堂々の1枠に選ばれた。ダービー、チャレンジカップ、そしてグランプリへ。渇望する金のヘルメットへ勢いを増すためにも、地元G1周年の優勝は必須だ。(おわり)