理想的なリズムを刻むJ2アルビレックス新潟が、Jリーグ参入1年目の99年以来、22年ぶりに開幕3連勝を飾った。毎週土曜日にアルビが勝つ、勝つ、勝つ。昨季は新型コロナウイルスの影響によるハードスケジュールで中3日以内の試合が続いたが、今季はここまで週1開催。相手チームを分析、対策する時間的余裕もあって、昨季最下位に沈んだレノファ山口に取りこぼすこともなく、きっちり勝ちきった。

昨季は週2試合の過密日程に苦しんだ。中5日以上で臨んだ試合は勝率(白星率)50%を記録したが、中3日以内の短い間隔での試合は30試合でわずか8勝、勝率は27%にとどまった。各チーム同じ条件で、それが言い訳にはならなかったが、けが人が増えて試合にも勝てないという悪循環から抜け出せなくなった。

今季は4月17日の第8節ツエーゲン金沢戦(デンカS)まで中5日以上の試合間隔で続く。体をしっかり休めた上でトレーニングから予習、復習を繰り返し、プレーの精度を高めることができそう。新潟の開幕連勝記録は99年の7連勝。このままクラブ新記録まで突っ走りたい。【石川秀和】

13日の山口戦、高木(右)の2戦連発ゴールをチームメートが祝福
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