得点源としていたコーナーキック(CK)が封じられ、アルビレックス新潟が今季初めて首位の座を明け渡した。京都との上位対決に0-1で敗れ、今季初の2連敗となった。獲得したCKは相手の1本に対して10本。そのチャンスを生かせず、今季初の完封負け。前節16日の町田戦(1-2)も獲得した8本(相手3本)のCKが不発に終わり、今季初黒星を喫していた。

CKからの得点は新潟の武器の1つ。CKをピンポイントで合わせたゴールは今季リーグ最多の5点を数える。左サイドからの高木の右足、右サイドからの島田の左足という、ゴールに近づく軌道のキックが威力を発揮。1日の千葉戦(2-0)でのFW谷口の頭でのゴールなど、その得点位置はニアサイドを突いたものも目立ち、そこがチームとして狙い目の1つになっていた。

だが、そうした傾向は各チームも分析しているわけで、今回の京都戦ではそのゾーンで相手のエースFWピーター・ウタカが「置き石」のように待ち構えていた。10本のCKはことごとくはね返された。CK以外にもチャンスはあったものの、チームとして最後の詰めを欠いた。

ここまで下位チームとの対戦が続いていた。そこで取りこぼすことなく、勝ち点を積み重ねて首位の座を守ってきた。今季初めて2位チームとして臨む、仕切りなおしの次節30日も3位琉球との上位対決。アルベルト監督は「課題となった決定力の部分は改善して臨みたい」。指揮官の次なる一手が期待される。【石川秀和】

試合終了間際、中央から本間がシュートを放つが、京都の分厚い守備に阻まれる
試合終了間際、中央から本間がシュートを放つが、京都の分厚い守備に阻まれる