J1アルビレックス新潟は、途中交代から流れが変わる試合が目立つようになった。8月以降の途中出場選手の得点はリーグ最多の4点。7月までは途中出場選手の得点が1点もなく、「スーパーサブ」の台頭が求められたが、暑さが増した8月以降は松橋監督の采配も的中し、途中出場のフレッシュな選手が目に見える結果を残すようになった。

8月12日の湘南戦は2点ビハインドの後半から出場したMF高木が2ゴールを決めて2-2で引き分け。9月2日の浦和戦では0-1の後半36分にMF小見のJ1初ゴールで追いついた。前節17日のG大阪戦でも0-1の後半38分にMF三戸が同点ゴール。いずれも敗戦ムードの中、最後まで諦めることなく、最低限の勝ち点1を獲得した。

ただ、その一方で8月以降の先発出場選手のゴールは18チーム中、唯一0点(他にオウンゴール1点)。スタメンで起用された選手がその期待に応えて先制点を奪い、途中出場の選手がダメ押し点を決めるというような展開が理想となる。次節は23日にホームで17位の横浜FCと対戦。それぞれが与えられた役割の中でゴールという結果を残し、勝ち点3を積み上げたい。【石川秀和】

8月以降のJ1各チームの出場状況別得点数
8月以降のJ1各チームの出場状況別得点数