先手必勝-。勝利の方程式を確立するために必要な先制点を奪うことはできている。J1アルビレックス新潟は16日、ホームで川崎Fと1-1で引き分けた。序盤に主導権を握り、前半7分に鮮やかな連係から今季途中加入のMF白井永地が先制した。だが、前半終了間際に追い付かれ、またしても勝ち点3を得ることはできなかった。

これで今季の先制試合は13試合目で3勝6分け4敗。勝率(白星率=勝ち数÷試合数)はリーグ最低の23・1%にとどまる。00年以降のJ1で先制試合の勝率が30%を下回ったチームはなく、今季の新潟はリードした後の戦いに大きな問題があるのは明らか。サポーターも先制点を手放しでは喜べない状況が続く。

13試合のうち10試合で前半に先手を取っているものの、1-0から追加点を奪ってリードを広げたことはまだない。2点目が遠く、前半に先制した10試合中7試合で前半のうちに追い付かれて勝ち点3を逃している。監督就任後初めて勝ち点1を得た入江徹監督は「試合の入りの良さは前節から継続し、狙った形から得点できた。その後、加点できなかったことがきょうの結果」と反省した。

それでも先制試合が13試合というのはリーグ6位タイの多さ。この日の川崎F戦はFWブーダだけでなく、移籍後初出場で先制点に絡んだMF小原基樹とMFマテウス・モラエスなど新戦力が活躍した。今夏7人が加わったことでチームは上昇気配だが、残り12試合。厳しい状況に変わりはなく、まだまだ攻守両面で修正点は多い。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「解析料理」)

シュートを放つ新潟・ブーダ(右)(2025年8月16日撮影・小林忠)
シュートを放つ新潟・ブーダ(右)(2025年8月16日撮影・小林忠)
川崎と引き分け、サポーターにあいさつする新潟の選手たち(共同)
川崎と引き分け、サポーターにあいさつする新潟の選手たち(共同)
川崎戦で盛り上がる新潟サポーター(共同)
川崎戦で盛り上がる新潟サポーター(共同)