<YBCルヴァン杯:G大阪0-1浦和>◇1次リーグ◇18日◇吹田S

 ガンバ大阪の攻撃が浦和レッズを脅かすことはほとんどなかった。選手間の距離が遠くグループ戦術が皆無に等しかった。ダイレクトパスや裏を取る動きも少ない。主力級を休ませたのは分かるが、これほど何もできなかったのは珍しい。チーム内で攻撃のイメージを共有できていないのではないか。個人による好機はあったとはいえ、怖さがないから現状では引き分けが精いっぱいだ。

 一方で守備に関してはPKこそ取られたが、1対1の局面で厳しく対応できていたし、粘り強かった。この部分は週末の大阪ダービーへつなげてほしい。あとは攻撃での仕掛けやアイデア、勇気をグループで見せられるか。J1で最下位であろうと関係はない。勝負にこだわってほしい。(日刊スポーツ評論家)