浦和レッズの新助っ人は、早くもファン、サポーターの心をつかんでいる。

デンマーク人FWキャスパー・ユンカー(27)は、16日の第14節・ガンバ大阪戦(パナスタ)で2得点を挙げ、チームの勝利に貢献した。リーグ戦デビューから2戦連発。ルヴァン杯を含めると、公式戦3戦連発。SNS上では「ユン神」「王子」「神様仏様ユンカー様」と“出れば取る”ストライカーをあがめる。

FWとしての能力だけでなく、その見た目もサポーターを心酔させているようだ。身長186センチ、76キロ。スラッとしたたたずまいに、小顔が余計に際立つ。金髪をかき上げる姿には「髪かきあげ王子」という声も挙がる。イケメンな上に、本業でもキッチリ仕事を果たすから、ファンも加入を大歓迎しているわけだ。

ピッチ外でも、その“イケメン”ぶりが目立つ。オンライン会見では「ありがとう」と日本語であいさつ。それだけではなく「ありがとうございます」と丁寧語も披露し、お辞儀までもこなす。4月1日にクラブから獲得の発表があり、同11日に来日したばかりだが、少しでも日本になじもうとする姿がある。クラブ関係者も「彼は普段からすごく物腰が柔らかい」と皆のハートをつかんでいる。

「ユンカー効果」は、数字にも表れている。4月23日にユンカーの背番号「7」のユニホームがクラブから発売開始。既に200枚以上を売り上げ、販売ランキングでも17日時点で1位に君臨しているという。DF西、槙野、FW杉本、興梠ら浦和には多くの人気選手が在籍する中、北欧からやって来た「ユン神」の注目度は高い。人気、実力を兼ね備えたキャスパー・ユンカー。文字通り、目が離せない。【栗田尚樹】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)

柏対浦和 前半、先制ゴールを決め、喜ぶ浦和ユンカー(2021年5月5日撮影)
柏対浦和 前半、先制ゴールを決め、喜ぶ浦和ユンカー(2021年5月5日撮影)
浦和対仙台 試合後、サポーターに手を振る浦和キャスパー・ユンカー(2021年5月9日撮影)
浦和対仙台 試合後、サポーターに手を振る浦和キャスパー・ユンカー(2021年5月9日撮影)