<高校サッカー:滝川二5-3久御山>◇決勝◇10日◇東京・国立

 パス、ドリブルを多用し、「京都のバルセロナ」の異名を持つ久御山(京都)が壮絶な打ち合いの末、敗れた。昨夏の全国高校総体準Vの滝川二(兵庫)を相手に大健闘。常にリードを奪われる苦しい展開にも、かたくなにパスをつなぐスタイルを貫き通した。松本悟監督(51)は「選手は1試合1試合伸びてきた。毎日、決勝戦のつもりで頑張ってきた。このスタイルでも通用することが証明できて、手応えは感じた」と敗戦にも前を見据えた。