島根県勢初の4強に進んだ立正大淞南に、地元松江市も盛り上がりを見せている。優勝した場合、団体初の特別功労賞を与えられる可能性が出てきた。県サッカー協会の推薦が前提となるが、松江体育協会の関係者は「(表彰を)してあげたいので優勝を願っている。パレード?

 松江市全体でのお祝いもあるかもしれません」という。

 これまで世界で活躍する同市出身のプロテニスプレーヤー錦織圭や、ボートの東原哲男さんが個人表彰されたケースはあるが、団体競技となれば初の快挙。それほど地域の関心は高まっている。

 7日の全体練習でリラックスムードだった得点ランクトップ(通算7点)のMF加藤大樹(3年)は「やるしかない。(表彰で)島根のサッカーが活気づいたらいいと思う」。8日の準決勝、滝川二(兵庫)戦での勝利を誓った。