日本はニューカレドニアと引き分け、勝ち点4のE組2位で1次リーグ突破を決めた。

 MF中村敬斗(17=三菱養和ユース)が先制点を奪った。前半7分、右サイドで相手のバックパスを奪うとそのままドリブルで前進。ペナルティーエリア内まで持ち込むと右角から自ら右足を振り抜き、ニアサイドを射抜いた。

 後半途中に相手選手とゴール前で競った際に左脚をつり、大事をとって途中交代した。その後に追いつかれる歯がゆい展開となり、「前半にいい形でもっと(点が)とれていれば。2-0でも変わっていたと思う」と悔しそうな表情を浮かべた。

 8日のホンジュラスとの初戦ではハットトリックを決め、これで自身大会4点目。E組終了時点で得点ランキング2位につけている。本職はFWで、立ち位置を下げても決定力の高さを示している。それでも本人は「フランス戦で決められていない。強い相手で決めたい」と満足していない様子。「1次リーグは(組み合わせの)運がよかった。決勝トーナメントはチームとして一段レベルを上げたい」と先を見据えた。