サッカーU-17(17歳以下)W杯インド大会をベスト16で終えた日本代表が19日午後5時ごろ成田空港へ帰国した。

 決勝トーナメント1回戦では欧州予選準優勝のイングランドと接戦も、90分で0-0で決着つかず。延長戦がないためPK戦にもつれ、3-5で涙をのんだ。FW久保建英(16=東京ユース)は成田空港で取材に応じ、「(試合から)2日たっても悔しさは減らない。記憶が2日前をさまよっている」と、無念さを口にした。

 U-15のときに招集されてから約2年半、このチームでプレーした久保。1学年下で、初めてのインドネシアでの活動などではベンチの時間もあり、「悔しかったし、レベルが高い仲間を超えようというのが目標になった。濃い時間だった」と振り返った。

 スペイン1部バルセロナの下部組織から日本に戻り、迎えたほぼ同世代で争う国際大会。強敵イングランド相手にもドリブル突破など持ち味を見せた。「現時点では海外の方がレベルが高いのは分かる」と相手に敬意を表する一方で「次(に対戦する時)は、1段も2段も上にいたい」と巻き返しを誓った。