欧州でプレーする日本代表選手たちは、8日に行われた各所属クラブでの試合後にサッカー日本代表のハリルホジッチ監督解任に関する報道を伝え聞いた。

 サウサンプトン(イングランド)の吉田麻也選手は「何があるか分からないのがサッカー。(W杯で)結果を出せるように頑張る。結果がすべて」と、落ち着いた様子で約2カ月後に開幕が迫った大舞台を見据えた。

 マルセイユ(フランス)の酒井宏樹選手は「そういう報道が出ること自体、選手は責任を感じないといけない。(責任を)監督だけに押しつけるのはどうかなと思う」と、代表の不振について選手の立場で反省を口にした。

 代表の主将を務めるフランクフルト(ドイツ)の長谷部誠選手は「オフィシャルじゃない時点で、選手として話せることはない」と慎重な口ぶりで多くは語らなかった。9日朝に日本サッカー協会の田嶋幸三会長が同監督の解任を認め、W杯直前の監督交代劇が現実のものとなった。