アジア杯1次リーグ最終戦でオーストラリアに引き分け、8大会連続となるワールドカップ(W杯)出場を決めたなでしこジャパンが14日、激戦から一夜明け、アンマン市内で調整した。

 オーストラリア戦の先発メンバーはホテルで休養し、その他のメンバーが約1時間半、パス回しやミニゲームなどを行った。昨日までのピリピリとしたムードはなくなり、時折笑い声も聞こえる穏やかな雰囲気の中で汗を流した。

 オーストラリア戦で唯一、途中出場したMF増矢理花(22)は「1-0で勝っている状況だったので、相手も嫌だと思うし、自分らしくプレーしようと思いました。(相手は)スピードもフィジカルも(自分たちを)上回っていて、強かったです」と振り返った。

 次戦は準決勝で中国と対戦する。W杯出場を決めてもチームには浮ついた様子はないといい、アジア2連覇へむけた次なる戦いに照準を合わせている。増矢は「(中国は)アジアのチームですけど、すごく(体が)大きくて強いイメージがある。難しい試合になると思うけど、勝ちたい」と意気込んだ。

 準決勝の中国戦は18日午前2時(日本時間)キックオフ。