ポルトガル1部ポルティモネンセの日本代表FW中島翔哉(23)が16日、川崎市内で合同取材に応じた。昨年8月にFC東京から期限付き移籍し、夢だった海外リーグに初挑戦。1年目から10得点12アシストの成績を残し「すごく楽しかった。いいチーム、自分に合ったリーグでプレーできたことが良かったし、映像を見たりして、最初から自分には合うと思っていた」と納得のシーズンを振り返った。

 欧州主要リーグで1年目から2ケタ得点を挙げたのはペルージャの中田英寿以来。活躍が認められて3月の日本代表ベルギー遠征に初招集。デビュー戦となった23日マリ戦で、0-1から引き分けに持ち込む後半ロスタイム弾を決めた。「生き残るとか、そこまで考えずに楽しみました。選ばれて光栄という思いの方が強かった」。謙虚ながらも飛躍した1年だった。

 そして来月開幕のW杯ロシア大会へ、35人の予備登録メンバー入りも判明。18日の国際親善試合ガーナ戦(30日、日産)のメンバー発表が控える中、夢のW杯出場へ「選ばれたら日本のためにプレーしたい。個人的には楽しんでいいプレーをして、日本の力になれれば」と抱負を語っていた。