日本サッカー協会が18日、都内で会見を開き、ワールドカップ・ロシア大会壮行試合ガーナ戦(30日・日産ス)の日本代表メンバー27人を発表した。

 西野朗監督(63)は、17年10月10日のハイチ戦以来、7カ月ぶりの代表復帰となったMF香川真司(29=ドルトムント)について、21日から東京近郊で始まる代表合宿で「最終的に確認したい」と強調した。

 香川は2月10日のハンブルガーSV戦で左足首を負傷。12日の最終節ホッフェンハイム戦で後半30分から途中出場したものの、ブンデスリーガで3カ月、プレーできていない。西野監督は「香川については、デリケートに考えないといけないと思います。3カ月もトップステージでやれていないという判断。間違いなく彼の状態を期待しながらも、キャンプで最終的に確認したい」と、代表合宿で状態を慎重に見極めたい考えを示した。

 西野監督は2日にドルトムントの練習場を訪れ、けがからの復帰を香川を訪ねている。そのことを踏まえ「僕自身、彼の状態を確認してきた上で、その上で最終的に来てもらいたいメンバーであるかないかという判断を、やはりキャンプで突き詰めないと」と、香川を最終的に選ぶかどうかという部分の判断の場として、代表合宿を重要視していることを重ねて口にした。

 その上で「間違いなく替えの利かないプレースタイルを持った選手、トップフォームに戻ることを本当に期待するところ」と香川の完全復活に期待を寄せた。【村上幸将】