北朝鮮のサッカー女子の選手団が17日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝に出場するため、経由地の中国・北京の空港から韓国・仁川国際空港に到着した。スポーツで北朝鮮選手団が訪韓するのは2018年12月以来、約7年半ぶり。準決勝は20日にソウル近郊の京畿道水原で行われ、地元・水原のチームと対戦する。
選手団は黒っぽいジャケットに白いシャツを着用。仁川国際空港の到着ロビーでは詰めかけた韓国側の関係者から「歓迎します」と声をかけられたが、終始厳しい表情を崩さず、問いかけにも応じないまま足早に空港を後にした。
北朝鮮は23年末に韓国との平和統一を放棄する方針を示し、敵国と位置付けるようになった。一方、韓国では北朝鮮との友好・協力を後押ししてきた団体が南北両チームの応援団を結成し、北朝鮮側を刺激しない形でエールを送る方針だ。
南北関係の改善を目指す韓国政府は応援活動を支援するため、南北協力基金から3億ウォン(3180万円)を拠出。ただ韓国政府の関与で政治色が強くなりすぎないよう配慮を求める声もある。
韓国メディアによると、ACLの優勝賞金は100万ドル(約1億5840万円)、準優勝では50万ドル。準決勝のもう1試合には日本の日テレ東京ヴェルディベレーザが出場する。決勝は23日。

