川崎フロンターレのFW小林悠(30)が、左ふくらはぎを痛めワールドカップ(W杯)ロシア大会壮行試合ガーナ戦(30日・日産ス)の日本代表メンバーから外れた。

 小林は18日、神奈川・川崎市内のクラブで全体練習には参加せず治療に専念。西野朗監督はこの日朝まで、リストに入っていたことを明かしていた。小林は「残念ですけど、本大会のメンバーは発表までは、まだ、分からないと思う。本大会には間に合うので。自分の中でベストを尽くすしかない」と話した。

 小林は16日の練習中、足に張りを感じ練習を途中で切り上げ、17日に病院で検査を受けた。W杯の夢の舞台直前でのアクシデントに「もう、起きてしまったことなので。自分はしっかり切り替えられていますけど、応援してくださった方、サポーターの方にはすごく申し訳ない気持ちはあります」と周囲をおもんぱかった。

 国内組のFWとして唯一、この日までリストに残っていた。12日の柏戦では25メートルミドル弾を決め、4月の神戸戦でも技ありのターンからのシュートでチームの勝利に貢献。それだけに「自分の中でいいゴールを決めてたし、もしかしたら入れるかなと思っていた」と明かし「残念ですけど、前を向いてやりたい」と自ら言い聞かせた。