日本代表の次期監督選定を担う日本サッカー協会の技術委員会が今日20日に都内で行われる。所管事項の最優先事項が「日本を代表するチームの監督候補者の推挙」の同委員会が、監督選定の基準と、注目の人選について突っ込んだ話し合いを行う。

 最有力候補で、就任が確実視されるU-21(21歳以下)日本代表の森保一監督が、推挙される見込み。委員会のメンバーは関塚委員長はじめ11人。すでに前回5月の技術委員会では、日本人に指揮を任せる方向性が出ている。

 U-21の森保監督の手腕については、田嶋会長が17日に「日本の中で実績NO・1の監督」と話しており、疑う余地はない。ほぼ満場一致で、森保氏の名前が兼任監督として技術委員会から正式にあがり、26日の日本協会の理事会に諮られ承認、誕生の運びとなりそうだ。

 ここまで田嶋会長は「20日の技術委員会を待って。あくまで技術委員会を優先しないと」と話し、判断を尊重してきた。その技術委員会開催でひとつの節目を迎え、新体制誕生が秒読みに入る。

 兼任は、00年シドニー・オリンピックと02年ワールドカップ(W杯)日韓大会で結果を残したトルシエ氏以来。重複する日程をクリアできるサポート体制などの調整、契約の詰めの交渉に入るとみられる。26日に22年W杯カタール大会に向かう日本代表の新体制が誕生する見込みだ。