日本代表DF槙野智章(31=浦和レッズ)が6日、ツイッターを更新し、代表合宿が行われている北海道札幌市で震度5強の地震に遭い、宿舎のホテルで避難命令が出たと明かした。

北海道では6日午前3時過ぎ、胆振地方中東部を震源とする震度6強の地震が発生した。槙野は地震発生直後「めっちゃ揺れた。マジか…」と尋常ではない揺れに驚いた心境を吐露。その後「避難命令でたぞ…今からホテルのロビーに貴重品だけ持って降りてこいって…」とつづった。

札幌市内では、森保一監督(50)の初陣となる国際親善試合チリ戦(7日、札幌ドーム)に向けて、3日から日本代表合宿が行われていた。市内の清田区では道路が陥没し、液状化現象が見られるなど深刻な被害が発生しており、槙野ら日本代表も避難を余儀なくされたようだ。

北海道内では、北海道電力が全ての火力発電所が停止し、道内全戸の約295万戸が停電していると発表。JR北海道のほか、札幌市営地下鉄、路面電車など始発から全て運転を見合わせている。

日本代表と対戦するチリ代表も、札幌市内で練習を行っており、5日にはバルセロナMFアルトゥール・ビダルが合流した。日本ほど大きな地震が頻繁に起きる国は少ないため、Jリーグに参戦する外国人選手も、地震への恐怖を訴える選手は少なくない。ビダルはじめチリ代表への影響も心配される。