日本代表が14日、埼玉県内でウルグアイ戦(16日・埼玉)に向けた練習を行った。

MF柴崎岳(26=ヘタフェ)は、DFディエゴ・ゴディン(32=Aマドリード)らスペインリーグで対戦した選手がそろうウルグアイとの対戦に向け「能力の高い選手が多い。リーガでもトップの選手たち。親善試合とはいえ、強豪とやる機会は少ないので、日本にとって、いいテストマッチになる」と、気を引き締めつつも対戦を歓迎した。

ウルグアイはFWルイス・スアレス(31=バルセロナ)が不在で、12日の韓国との親善試合ではアウェーで1-2で敗れた。ただ、韓国戦に先発したゴディン、途中出場したFWマキシミリアノ・ゴメス(22=セルタ)のほか、天才と評されるMFフェデリコ・バルベルデ(20=Rマドリード)や、FWクリスティアン・ストゥアニ(32=ジローナ)らスペインリーグで実力派として知られる選手や、期待の逸材が来日した。柴崎は「知っている選手については、特徴を伝えておこうと思っています」と代表のメンバーたちへ、指南することを示唆した。

森保一監督(50)が率いる新生日本代表について聞かれると「サッカーに関する価値観が、森保さんとある程度似ているのかな」と口にした。同監督がコーチを務めた、ワールドカップ(W杯)ロシア大会は4戦全てに先発出場した一方、森保ジャパンでの出場は12日のパナマ戦の後半43分に出場した2分強しかない。それでも「自分の考え、サッカースタイルを劇的に変えることはなく、このチームに対応していけると思う。次の試合へのメンタル的な準備はしている最中。もし出場する機会があれば自信を持って臨みたい」と静かな口調ながら闘志を燃やした。【村上幸将】