U-19(19歳以下)アジア選手権をベスト4で終えた同日本代表が4日、開催地のインドネシアから成田空港へ帰国した。一部の選手、スタッフは3日に帰国している。

FW久保建英(横浜)らが出場。ベスト8以上に入ったことで、来年5月のU-20ワールドカップ(W杯)ポーランド大会への出場権を獲得した。チームは優勝を目指したが、準決勝でサウジアラビアに0-2で敗戦した。影山雅永監督は「間違いなく完敗。アジアにも強いチームがいるんだと、頭をがつんとやられたような感覚。W杯に向けて大きく成長させてくれた」と、悔しさを受け入れつつ言葉に力を込めた。

帰国前には、選手1人1人と対話する時間を設けたという。「圧倒されたので、選手もショックを受けていた。自信が多少、過信に変わっていたところがあったかもしれない」。そう指揮官は率直に話し、続けた。「今は『もっとやらないといけない』と、自分に目を向けることができている」。ここで優勝できなかったことが糧になる。将来、ここで負けておいてよかったと言えるような成長を、選手に期待した。