ウルグアイのエースFWルイス・スアレス(32=バルセロナ)が、健闘の日本をたたえた。

スペイン紙アスのリポートによると、試合後に「ほろ苦い展開にはなったが、我々は良い試合をした。より多くのチャンスを生み出した」と自軍を評価しつつ「チリ戦の日本(0-4)が真の姿ではないと思っていた。彼らは素早くて、質も高い。最後までプレッシャーをかけ、我々にうまくプレーさせなかった」と苦しめられたことを認めた。

大会最多15度の優勝を誇る南米選手権という“庭”に、20年ぶりに招待されたアジアの国に引き分けに持ち込まれた。「日本が本来の力を出せなかったチリ戦の後、迅速に回復してくることも分かっていた」と警戒心を緩めず、シュート数も速報値で29本-12本と圧倒はした。しかし、粘り強い日本に手を焼いた。

スアレスも両軍最多11本のシュートを放ったが、前半32分の同点PK1点止まり。前半13分、FWカバニの右クロスをヘディングで狙ったが、フリーで絶好機すぎたのかGK正面へ飛ばすミス。後半35分にもDFカセレスの左クロスに頭を合わせたが、今度はクロスバーに嫌われた。DF植田との競り合いから反転して惜しい右足シュートも放つなど脅威であり続けたが、勝利には導けなかった。

ウルグアイは、日本とは反対に今大会初戦(対エクアドル)を4-0で制して幸先よく発進していただけに、予期せぬ結果だったようだ。「日本は、チリ戦では精彩を欠いていたが、今日は別のチームだった」と高く評価していた。