日本代表の森保一監督(51)が24日、ACL決勝第2戦の浦和-アルヒラル(埼玉)を視察した。

浦和サポーターで埋まったスタジアムの熱気と大歓声に「試合前に感動しましたし鳥肌が立ちました」と感激した様子。「選手たちもその応援に応えようと必死に戦っていたと思います。今日は日本人として、日本の代表のチームを応援できるということで、スタンドから浦和レッズを応援していました。浦和のサポーターもそうですけど、我々を普段の活動から支えてくださるサポーターの皆さんの存在は大きいなと試合前から試合中も感じていました」と、奮闘ぶりをたたえた。

決勝の2戦合計0-3で浦和は敗れ、日本勢のACL3連覇はならなかった。指揮官は「Jリーグのレベル、日本のサッカーのレベルも上がってきていると思いますけど、アジア全体のレベルが上がってきているなということを、クラブ単位の試合でも代表レベルでも非常に感じています。もっとレベルアップしないといけないと身が引き締まる思いで試合を見させてもらってます」とアジアのサッカーの成長度合いをあらためて実感していた。

この試合の前には、J2柏-京都(三協F柏)も視察した。同時間に行われた愛媛戦に勝利してJ1昇格を決めた横浜FCのFWカズ(三浦知良、52)について聞かれると「長年試合をしているということ、動ける体を作っていることは素晴らしいと思います」と敬服していた。