日本サッカー協会がアスリート委員会を新設することが13日、分かった。

14日の理事会で報告され、29日の評議員会と新理事会を経て最終決定となる。委員長は日本協会の理事も兼務する。日本協会の関係者は「委員長は選手の立場を熟知している人にする予定。最近まで現役を続けた人が望ましい。現役選手の代表がやるのも悪くない選択だと思う」と話した。日本代表経験者が委員長候補になるとみられる。

スポーツ庁からも同委員会の新設を勧められていた。経営者や社会経験豊富な幹部だけで方策を決めるより、より現場に近い、選手が意見をしやすい立場の人物を組織に加え、若い選手など多様な意見が反映できるシステムを作るため。新型コロナウイルスへの対処などについても、より現場に沿う形で、選手たちの意向を吸い上げることができる。サッカー界独自の、より豊かな発想を生み出すことも期待できる。