日本サッカー協会(JFA)は4日、日本代表および現在カタールで集中開催されているアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場している横浜、東京、神戸の3クラブの選手とスタッフに関し、現在政府がコロナ対策として定めている入国者の2週間の自主待機期間中に練習や試合といった活動が可能になったことを発表した。

現在JOC強化指定選手および関係者などに認められているアスリート用東京オリパラ準備トラック(通称アスリートトラック)の適用をスポーツ庁から認可された。今日4日から適用が認められる。これにより日本代表活動で海外に渡った選手が帰国した場合や国内で代表戦が開催された場合に海外組が帰国した場合など、防疫措置を徹底することを条件として、自主待機期間中の活動が可能になる。

日本サッカーはJリーグが日本野球機構(NPB)との新型コロナウイルス対策連絡会議を21回に渡って行っており、専門家が中心となってガイドラインを作成した。これにのっとって感染対策を行うことで、入国後もすぐに練習や試合を行うことができる。現在ACLに出場している3クラブは決勝トーナメントに進出しているが、帰国後すぐにリーグ戦といった公式戦に出場することも可能になった。

来年3月には日本代表がW杯アジア2次予選が再開する。国内で試合が開催される場合、対戦相手国にも同様に適用されるという。

発表を受けて日本協会の田嶋幸三会長がオンラインで取材に対応し「ガイドラインを作っているということ、国外ですが10月、11月と(日本代表が)試合をした実績をふまえてのことだと理解している」と話した。