日本代表FW浅野拓磨(26=無所属)が気持ちの入ったジャガーポーズを披露した。

後半32分。MF古橋が、センターサークル付近からドリブルを仕掛け、相手を引きつけながら、ラストパスを供給。完璧なタイミングで動きだした浅野が、これをペナルティーエリア内の右で受け、冷静にゴール右へ流し込んだ。6月3日のU-24日本代表との強化試合では得点していたが、国際Aマッチでは、3月30日のモンゴル戦以来の得点。代名詞のパフォーマンスにも、力が入っていた。

試合後は「スピードを生かしたプレーは自分の武器だし、日本代表としても、自分のアピールにもなる。動けなくなるまで、動こうと思っていた。良かったとは思います」と振り返ったが、満足はしていない。「ゴール決めることは出来たけど、満足はしていない。たくさんチャンスがある中で、決め切れていない。悔しい気持ちでいっぱいですね」と先を見据えた。

浅野は今年5月に、給料未払いなどを理由にセルビアのパルチザンとの契約を解除。無所属での代表活動となっていた。

浅野も、得点した佐々木と同じく、広島を率いていた森保監督の教え子で、愛弟子として知られている。