日本サッカー協会は18日、都内で東京オリンピック(五輪)に臨む、なでしこジャパンの登録メンバー18人を発表した。

6月10日のウクライナとの親善試合で2得点デビューを飾った23歳のMF塩越柚歩(三菱重工浦和)もメンバー入り。主将はDF熊谷紗希(30=Bミュンヘン)が務める。背番号「10」はFW岩渕真奈(28=アーセナル)が背負うことが決まった。

高倉麻子監督はこの日の朝まで最後の1ピースを悩んだことを明かした。岩渕の10番に「なでしこの象徴の10番は澤さん。彼女の後で10番を背負う選手は、私の中でも重い意味があると感じていた」。チーム発足時から、岩渕は10番の候補だったという。あえて意図的に「8」を託し成長を見守ってきた。「成長を待っている中で、彼女の合宿中の言動で強い自覚を感じたので。今、10番を託してもいいと。彼女がチームの浮き沈みを背負って立つぐらいの気迫で10番を背負ってグラウンドで躍動してくれることを期待したい」と話した。