22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の抽選会が1日にドーハで行われた。1次リーグで日本はE組に入り、強豪スペイン、ドイツとの対戦が決まった。

かつて日本代表監督を務めたバヒド・ハリルホジッチ監督が率いるモロッコはベルギー、カナダ、クロアチアと同じF組に決まった。

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同監督は「2014年にアルジェリアを率い、(優勝した)ドイツと対戦した時と同じことを起こしたい。できると信じて準備する必要がある」と話した。

14年ブラジル大会では、アルジェリアを率い、決勝トーナメント1回戦で優勝したドイツ相手に、延長で敗れたものの、ほぼ互角に渡り合った経験がある。

なお、同じ第3ポットだった日本と1次リーグで同組になる可能性はなかったが、F組に入ったことで、日本-ハリル氏という因縁対決が決勝トーナメント1回戦で実現する可能性が出てきた。

日本のE組は、決勝トーナメント1回戦でモロッコのF組と当たるからだ。

日本がもし、E組1位なら、ハリル・モロッコがF組2位の場合、8強入りをかけたガチンコ勝負となる。

もし日本がE組2位で、ハリル・モロッコがF組1位だと、同じ決勝トーナメント1回戦での対戦が実現する。

ハリルホジッチ監督は、前回、日本を6大会連続6度目のW杯へと導いたが、本大会直前に解任された。 解任を巡り、その後、日本協会の田嶋幸三会長と日本協会に慰謝料1円と新聞やホームページでの謝罪広告を求めた訴訟を起こした。結局、ハリルホジッチ氏側が取り下げたが、一時は和解案を蹴るなど、泥沼化した“因縁”がある。

(ドーハ=磯綾乃)