サッカー日本代表(FIFAランク23位)MF久保建英(21=マジョルカ)が、国際Aマッチ17試合目、21歳6日で代表初ゴールを決めた。
2-1の後半28分、MF三笘薫の左サイド突破に反応。「(ゴール前を)見ずに出していたので、こぼれてくる予感がした。見えた瞬間に(走り込む)コースを変えた」と1人、無人のスペースに飛び込んだ。
やや浮いたボールを左足ダイレクトで合わせると、DFに当たってゴールに吸い込まれた。「(パフォーマンスを)なにかしようかなと思っていたら、みんながきてくれたので満足した」と声を弾ませた。
6月4日に21歳の誕生日を迎えて、初めての代表戦だった6日のブラジル戦は出番なし。「正直めちゃくちゃきつかった。自分が出ていたらもっとやれてたと思ったし、なんで出してくれないんだよと思った」と素直な胸中も口にした。
そのぶん「練習では気合が入っていた」。ガーナ戦に向けては、全体練習後に1人、サイドラインでダッシュを繰り返す姿もあった。
歴代2位の年少記録である18歳5日での代表デビューから、約3年がかかった。「まわりの選手が簡単なゴールを決めるたびに、なんで自分はあそこにいなかったんだろうとか、なんで僕の(シュート)はブロックされるんだろうとか、いつもなら入るのに入らないこともあった」。代表ではもどかしい思いも胸にしまってプレーしていた。
喜びを爆発させるようなことはしなかった。「他の人からしたら、もっと早く(得点の)チャンスがあったと思っていたと思う。ただ、ここからいっぱい取れればいい。追いつけ追い越せで。うれしいけど、たかが1点。これがスタート」。苦境も経験した21歳に、自信が戻ってきた。
◆久保の現状 主戦場とする4-3-3の右FWは伊東、堂安に次ぐ3番手。W杯アジア最終予選の途中で布陣は4-2-3-1から4-3-3に変わり、得意とするトップ下がなくなったことで出場機会は減っていた。この日は右インサイドハーフでプレーできることも証明。ただインサイドハーフには田中と守田に加え、今回の活動で鎌田、原口も評価を上げている。それでも激戦区のMF/FWで複数ポジションをこなせたのは収穫だった。

