日本サッカー協会(JFA)は17日、U-23日本代表が、サッカー日本代表で活躍した本田圭佑(36)が実質的な監督を務めるU-23カンボジア代表と今月20日に対戦すると発表した。カンボジア・プノンペンにあるモロドック・テコ国立競技場で行い、その後、23日にも非公開で練習試合を行う見込み。

今回のU-23代表は、大学生を中心に急きょ編成。DF岡哲平(21=明大)、オナイウ情滋(21=新潟医療福祉大)、倍井謙(21=関学大)ら23人で構成される。

前日16日にオンライン取材に対応した、日本サッカー協会の反町康治技術委員長(58)は「大学生を中心としたチームは、海外の活動が少なくなっている印象。大学サッカーの強化という意味でも必要性を感じて、U-23代表を急きょ作って、大学生を中心にそこに参加させていただこうという形」と説明した。

カンボジア代表は、本田がA代表から世代別代表まで実質的な監督を務めている。今年7月には、本田がプレミアム音声サービス「NowVoice」のライブ配信で、世代別の日本代表と対戦する可能性があることを明かしていた。

当時は決定したわけではないとしていたものの「実現するといいね。でも、もし実現するとしても、多分(開催地は)カンボジアですね。プノンペン来てください」と話していた通り、“直接対決”が実現した形となった。

反町技術委員長は「圭佑が監督をやっていたり、縁のある国」と話しており、強化という枠を超えて注目の一戦となりそうだ。