サッカー日本代表森保一監督(54)が、今日15日の国際親善試合キリンチャレンジ杯エルサルバドル戦(豊田ス)で“超攻撃布陣”を敷く。前日会見で、軸である4-2-3-1でなく、4-1-4-1で臨むことを示唆。中央を厚くし、引いて守る相手を正面突破する力を養う狙いだ。カギとなるインサイドハーフは堂安律(24=フライブルク)と旗手怜央(25=セルティック)が担う見通し。3月の親善試合2試合で手にできなかった勝利を、会心のゴールでつかみにいく。

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◆森保ジャパンの布陣 「4-2-3-1」を軸としつつ、22年のW杯アジア最終予選の途中から「4-1-4-1」を採用。遠藤をアンカーに守田と田中をインサイドハーフに置く布陣で、序盤3戦で2敗も本大会出場にこぎつけた。トップ下を主戦場とするMF鎌田はボランチやインサイドハーフでもプレーできるものの、最終予選では存在感が薄れていた。本大会に向けた同年9月の欧州遠征で「4-2-3-1」を再び採用。W杯では、この布陣に加えて3バックも駆使し、史上初のベスト8まであと1歩までいった。

今回は、より攻撃的な選手の堂安と旗手のペアがインサイドハーフの1番手。旗手はW杯は戦術的な面もあって落選も、得意とするポジションで復活した。アンカーに入る守田も「(DFラインまで)下がって(パスを)受けるつもりはない。狭いところで相手を引きつけて、前の選手が優位なポジションを取れるように」と主眼は攻撃に置く。基本形「4-2-3-1」に加え「アタックモード」の新陣形を確立できるか。

▽MF守田 キャプテンとはひと味違うアンカー像を見せる。主将に就任した“デュエル王”ことMF遠藤から、今回はスタメンを奪取する見込みだ。得意のマネジメント力で勝負。「主役になる必要はない。2列目が強みなので、彼らを中心に保持して押し込む展開を作りたい」と、中盤の底で攻撃のタクトを振るう。

▽FW上田 欧州での実績を引っ提げ代表初ゴールを狙う。昨夏ベルギーに移籍し、リーグ2位の22得点。「強度も知識も成長できた」と手応えを口にした。エルサルバドル戦では1トップでの先発が濃厚。「自分の武器が生かされる部分が大きくなる。ボールを引き出せるように努力したい」とゴールをこじ開ける気概をみせた。

 

▽MF森下 所属の名古屋の本拠地で左サイドバックでの代表デビューが濃厚も、緊張はみじんもなかった。「前日練習で自分の家だなという感覚があった。自然体では入れる」とホームでのデビューを歓迎。合宿中、MF伊東と対峙(たいじ)しそのスピードに驚いたことを明かし「異次元の速さで稲妻でした。いい刺激をもらえている」と頼もしかった。