サッカーの23年女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(20日開幕)に臨む、なでしこジャパン(女子日本代表)のメンバーが6日、千葉県内で行っていた1次キャンプを打ち上げた。練習前には、男子の22年W杯カタール大会で日本代表の主将を務めた吉田麻也から激励のスピーチを受けた。練習後には都内で開催された壮行会に出席し、本番へ向けて気持ちを高めた。10日から仙台市で2次合宿をスタートする。 なでしこジャパンの池田太監督は、10日間の1次キャンプを「コンディションを整えて上げていくのも、細部の積み上げもできた」と納得の様子で振り返った。「選手の表情にもW杯に向かう一体感があり、集中の度合いも上がっていった。充実したキャンプになりました」と合格点をつけた。
この日は7-0で勝利したオルカ鴨川との練習試合翌日ということで、ボールを使った軽めのメニューが中心だったが、練習前にはうれしい出来事があった。男子代表で長らく主将を務め、昨冬のカタールでW杯優勝国のドイツ、スペインを連破した吉田が「少しでも協力できることがあればと思って」と、池田監督の要請に応えて激励スピーチを行ったのだ。
池田監督は「快く引き受けていただいて。国を背負って戦うという喜びとか覚悟とか、その大事さも含めて代表として戦うことについての話と、もちろん『頑張ってください』っていう声もかけてもらいました」と感謝の言葉を口にした。
練習後には都内に移動。ファンを集めた壮行会にも参加した。主将のDF熊谷紗希はあいさつの中で女子サッカー人気を支えていく責任についても言及。「皆さんの応援をパワーに変えて、女子サッカーの未来のために、私たちが世界で戦えるっていうところを証明していきたいと思っています」と力強く宣言した。
なでしこジャパンは10日から仙台市内で国内最終合宿を行い、14日にはMS&ADカップ2023でパナマと対戦。15日に現地へと出発する。【千葉修宏】

