【ウォルフスブルク(ドイツ)4日=岡崎悠利】サッカー日本代表FW浅野拓磨(28=ボーフム)が、ドイツ戦は100%挑戦者の気持ちで挑む。W杯では殊勲の逆転弾を決めたが「もう忘れたと言っていいくらい考えていない」と、当時の思いに浸ることは全くない。「ドイツは日本よりも、個もチームもレベルが高い。恐れることはないが、勘違いしてはいけない」と引き締めた。合流直前のリーグ戦ではゴールを決め、上昇気流に乗っている。ポジションを争うFW上田らも同様に得点を記録するなど、前線はみな好調だ。「結果を残して合流できるとほっとした気持ちもあったが、安心している暇は一瞬もない」。ポジション争いも通じてさらなる成長を誓った。
DF板倉 W杯から成長した姿を見せる。カタールでは逆転勝利を収めたものの、特に前半は大きく押し込まれる苦しい展開だった。チームは26年W杯で史上初のベスト8以上を目指し、堅守速攻に加え、ボールを支配する戦い方も磨いている。「W杯のような一方的な展開にはしたくない。前に出ていくことを忘れずにしたい」と、真っ向勝負を挑む。
MF伊藤敦 出番獲得へ気合を入れた。W杯のドイツ戦はテレビ観戦。「あの時は1人の国民として盛り上がっていた」と思い返しつつ「結果を残して世界で戦っているのが刺激になったし、入りたいという思いが強くなった」。躍進する姿にモチベーションも引き上げられた。その10カ月後に巡ってきた同じ相手と対するチャンス。「今の自分がどんな位置にいるか確かめられる。がむしゃらに、貪欲さを出したい」と力を込めた。
◆W杯カタール大会の日本-ドイツ戦 1次リーグ初戦で対戦。日本はトップ下に鎌田、右に伊東、左に久保ら先発起用。前半は防戦一方となり、前半33分にギュンドアンのPKで先制点を許した。ハーフタイムに久保を下げてセンターバック冨安を投入。3バックの堅守速攻型に変更し、左ウイングバックに三笘を配した。後半30分に堂安の得点で追いつくと、同38分には浅野が板倉のロングボールから決勝ゴール。2-1の逆転勝利を収め「ドーハの歓喜」と話題になった。

