船越優蔵監督(48)率いるU-20(20歳以下)日本代表が、U-20ワールドカップ(W杯)チリ大会1次リーグ第2戦で同チリ代表を2-0で破って2連勝を飾り、決勝トーナメント進出を決めた。
試合後、指揮官は「まず選手が素晴らしかった。全員が戦士になって闘志むき出しになって戦ってくれた。日本の魂を世界に発信できたかなと思います」と胸を張った。
若きサムライたちが、開催国相手に勝負強さを発揮した。超アウェーの中、落ち着いた立ち上がりを見せると、前半35分に絶好機が訪れる。直前のプレーで初先発のFW高岡伶颯(18=バランシエンヌ)が倒されPKを獲得。相手が今大会から導入されたリクエストを要求し、ビデオで再確認した結果、判定は覆らなかった。高岡は自らセットして蹴ったが相手GKにセーブされ、得点機会を逃した。
0-0で前半を折り返すと、後半に日本が1歩前に出る。ハーフタイムにMF平賀大空(20=京都サンガF.C.)に代えてMF石井久継(20=湘南ベルマーレ)を投入。すると同6分にドリブルを仕掛けたMF斉藤俊輔(20=水戸ホーリーホック)がペナルティーエリア内で倒される。主審はノーファウルを主張したが、船越監督がすぐさまリクエスト。ビデオ判定によってPK判定となり、キッカーを務めたDF市原吏音主将(20=RB大宮アルディージャ)が冷静にゴールネットを揺らして先制に成功した。
その後は押し込まれる展開も続いたが、日本がリードを広げる。同37分にロングボールから相手陣に進入スしてMF石井がボールを拾うと、途中出場のMF横山夢樹(20=FC今治)がペナルティーエリア外から右足を一閃(いっせん)。ゴール左に沈めて追加点を奪った。
終盤は交代選手を中心に運動量で圧倒し、相手の圧力をうまく回避。GKピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾(19=名古屋グランパス)のビッグセーブなどもありつつ2戦連続無失点で切り抜けた。
勝ち点6として、1次リーグ突破を確定。船越監督は「(決勝まで)残り5試合あるので、その5試合を戦い抜くことにしっかり準備したい」と頂点を見据えた。10月3日(同4日)に同ニュージーランド代表と対戦する。

