日本サッカー協会(JFA)は2日、東京都内のJFAハウスで会見し、女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」のニルス・ニールセン監督(54)が契約満了で退任することを発表した。
ニールセン監督は3月に行われた女子アジアカップでチームを優勝に導いたばかり。来年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会に向け「正しい道を歩んでいる」と手応えを語っていただけに、まさかの電撃的事態となった。
24年12月に就任が発表され、25年2月の初采配となったシービリーブスカップでいきなり優勝。初の外国人監督として着実に実績を残してきた。ただ今年3月まで一つの契約期間だった中で、指導手腕を判断して契約延長をしなかった。
宮本恒靖会長は「主要な国際大会で優勝するというところを考えた時、総合的な判断をした時に今回の決議に至った」とした。
3月まで女子委員長で、今月から女子ナショナルチームダイレクターに就任した佐々木則夫氏は「どうしてW杯があるのにと思うかもしれませんけど、私もこの1年間一緒に活動していく中で、本当に温厚な彼の性格は素晴らしいし、大好きです。ただ我々はW杯をやはり優勝するということから逆算した中で、少しサッカーに対する指導がぬるいというか、甘いというか。もっともっと突き詰めたトレーニング、アプローチができていなかった」などと話した。
選手側からの要望はなかったと言うが「ちょっとW杯優勝を目指すにあたり不安だなという声もありました」とも話した。
後任監督は未定だが、狩野倫久コーチ(49)が監督代行を務める。
次の監督選びについてはコミュニケーションの問題を踏まえ、佐々木氏は「現状では日本人が指揮した方がいいのではないかなと私の中では思っております」と話した。

