<国際親善試合:クウェート3-0日本>◇9日◇クウェート

 立ち上がりはホームのクウェートにペースを握られた。左サイドにウイング気味に張り出すMFインジに、右サイドバックのDF岡本が攻められ、前半10分までにクロスを2度上げられた。日本は1トップの永井が厳しいマークを受け、攻撃の糸口が見つからない。前半42分に日本のCKからカウンターをくらい、右サイドを駆け上がったMFインジからのクロスをFWアゼミにゴール中央であわせられ、先制点を奪われた。前半は0-1で折り返した。

 1点を追いかける後半も、同10分、32分に続けて失点。プラチナ世代の期待の星MF宇佐美に加え、アジア大会優勝メンバーのMF山村、DF比嘉を投入したが、流れは変えられなかった。同37分には、スペイン3部サバデルに所属するFW指宿がFW永井に代わって入ったが、効果的な動きはできなかった。圧倒されたまま、3失点で大敗。ロンドン五輪2次予選に向けて、大きな課題の残る試合となった。