なでしこリーグ東京電力マリーゼの菅野将晃監督(50)が、DFラインから徹底してロングボールを放り込むスウェーデンの攻撃を予想。「FW陣の前線からのプレスがカギ」とした。同監督は左サイドバックの鮫島彩(24=ボストン)や、ドイツ戦で決勝ゴールを決めたFW丸山桂里奈(28=千葉)の恩師。日本は勝てば、大会史上初のメダル獲得が確定する。

 菅野氏は教え子の活躍に期待した。DF鮫島には今まで少なかった攻撃参加も要求。「2年間、フィニッシュにこだわってきました。サイドからのクロス。ゴール前に切り込んで右足で強烈なシュート。1対1のディフェンスは強豪相手にも負けていないので、次は攻撃でも貢献を」と話した。丸山には精神的な強さを求めた。「ボールの持ち方、受け方。そしてドリブル。なでしこの中でも1、2を争う力強さがある。精神面の弱さからプレーの出来にも波があったが、米国移籍なども経験してたくましくなった姿を次も見せてほしい」と期待した。