2年連続3度目出場の正智深谷(埼玉)が、完封勝ちで準々決勝進出を決めた。

 前半19分にMF海老塚宝良(2年)からゴール前でパスを受けたMF鈴木涼太(3年)が先制点を挙げた。同ロスタイム1分には、海老塚がカウンターを仕掛けて、左サイドに大きくサイドチェンジして、最後は主将のMF小山開喜(3年)が2点目を決めた。

 後半は相手のシュートも7本に増えたが、堅守でしのいだ。そして同40分、FW梶谷政仁(2年)がダメ押しの3点を挙げた。

 先制点を挙げた鈴木は「いい形で迷いなくシュートを打てた」と、先制点を振り返った。準々決勝で、高円宮杯U-18(18歳以下)チャンピオンシップを制した青森山田と対戦する。鈴木は「サッカー選手として、あそこは憧れ」と聖地・埼玉スタジアムに立つべく、王者に勝利して準決勝へと進む。