東海大仰星(大阪)は初めての準決勝で力を出し切った。

 前半23分に先制されるも、3分後に主将のMF松井の鮮やか右足ボレーシュートで一時は追い付いた。松井は「誰1人あきらめていなかった。自分が決めてやろうと思った」。中務(なかつか)監督は悔しい敗戦に男泣きした。前回王者東福岡を倒すなど過去最高の8強の壁を破ったが、大阪勢43大会ぶりの決勝進出を果たせなかった。