青森山田の初優勝に、青森市の同校も歓喜に沸いた。会議室に設置された大型プロジェクターの前で陸上部や硬式野球部ら約120人の運動部員たちが声援を送った。

 埼玉スタジアムに行けなかった青森山田の留守部隊が、ゴールラッシュに歓喜爆発。MF高橋壱晟(3年)の先制ゴールを含めて計6度、大歓声に包まれ、赤いメガホンが大きく揺れた。終了間際の5点目のダメ押しゴールの後は、総立ちになって万歳三唱で締めた。来年の学校創立100周年に先がけた快挙。今春J2千葉入りが内定している高橋と同じ3年5組で、昨年の全国高校女子駅伝出場の高木萌子は「鳥肌が立ちました。同じグラウンドで練習しているので、すごく励みになります」と自身も卒業後のワコールでの活躍を誓った。

 前日8日に新年の練習を開始した硬式野球部の1、2年生67人も応援。MF郷家友太と仲の良い相坂大真主将(ともに2年)は「(無料通信アプリ)ラインで試合ごとに連絡していました。刺激にして夏の甲子園にいきたい」と県王座奪還に闘志を燃やした。