J2東京Vは、昨季限りで現役引退した永井秀樹氏(45)がユース監督兼GM補佐に就任したと発表した。

 11日付。日本サッカー協会公認A級コーチライセンスを保持し、将来的なS級ライセンスの取得も視野に入れる。公式サイトに発表したコメントには、黄金期を知る一人としての思いがつづられた。「この度、東京ヴェルディユース監督兼GM補佐をやらせていただくことになりました。ヴェルディ再建という大きな志のもと、ヴェルディの未来を作っていく才能溢れる若き選手達とともに、日々ヴェルディのサッカーを考え実践し構築していきたいと思います。またGM補佐として、ヴェルディサッカーの未来を深謀遠慮真摯に考えていきたいと思います。引き続き東京ヴェルディへの御声援、御支援よろしくお願いいたします。ヴェルディに関わる全ての皆様とともに必ずやヴェルディ再建、J王者復活、そして世界へと…」と、名門再建に向けて尽力する決意をにじませた。

 永井氏は長崎・国見高から国士舘大に進み、92年からV川崎(現東京V)に所属。Jリーグ開幕戦のベンチ入りも果たし、清水、横浜などでもプレー。当時日本フットボールリーグ(JFL)の琉球に在籍後、14年に東京Vに復帰。横浜FCのFWカズ(49)に次ぐ年長選手だった。J1通算191試合で32得点、J2では79試合4得点。

 また、ユースの藤吉信次監督(46)が今季からトップチームのコーチに就任することも発表した。