J2ジェフユナイテッド千葉は27日、練習後に各選手が地元千葉市の10校と市原市の3校、計13校の小学校に分かれて出向き、4月に入学した1年生計1万余りに、オリジナル定規をプレゼントした。

 今年で9年目を迎えた行事で、主将の元日本代表DF近藤直也は、DF乾貴哉、FW高橋壱晟とともに、千葉市の誉田小を訪問した。

 3クラス79人の1年生を前に、3人はリフティングやパス交換などを披露し、大きな拍手を受けた。1人ずつ手渡しで定規を配り、記念撮影に納まった後は、全員とハイタッチして会場を後にした。

 近藤は「いい経験になった。ジェフが勝つ姿をぜひ見せたい。街全体が盛り上がるよう、J1に昇格したい」と、気持ちを新たにしていた。また、子どもたちへのアドバイスとして「サッカーをやっている子は、この時期は勝ち負けにこだわるというより、楽しくてサッカーボールを蹴っているような方がいいと思う。仮にサッカーの道に進まなくても、サッカーをしていた経験が、いろいろなことに生きてくるはず。何よりも、大人になっても関係が続くような友だちをつくることが大切」と、終始笑顔で話していた。