ヴィッセル神戸に今夏加入する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が前代未聞のド派手来日を果たす。7月6日にドイツから来日の際、到着地の関西空港から神戸空港まで小型チャーター機で移動することが14日、分かった。神戸関係者は「VIP待遇したい」と話し、日本では極めて異例な交通手段を用意する。

 関西空港から神戸空港までは約70分で車移動が可能。直線距離で約26キロの高速船を使えば、30分ほどで移動可能だ。小型チャーター機だとわずか10分程度で到着できるとはいえ、神戸側の真の目的は、W杯3度出場のドイツの英雄に最大限の敬意を表するためだ。最大で数百万円という小型機の使用料も惜しくはない。

 神戸空港では一般公募のサポーター約300人が出迎える予定で歓迎セレモニーも開く。サイン会なども計画されているという。

 神戸市内では同日に背番号「10」のユニホーム姿をお披露目する入団会見も予定され、その後は本拠地ノエスタの視察も検討。翌7日から練習に即参加する予定で、専属通訳は既に来日している。7月22日のプレマッチ仙台戦(ユアスタ)でデビューする可能性もあり、歓迎ムードが一気に高まってきた。【小杉舞】